骨まで愛して

魚を骨まで食べるくらい、残すものが無いと言っても過言ではない。

桜島、垂水の漁協から、カンパチを活魚車(4台)で取りに行き、生きたまま活魚車で半日。
朝一番にそのカンパチを活〆ます。

長い間活きるように、酸素を入れて髄液を抜きます。(神経抜き)

その後、箱に入れ魚屋さん、量販店、飲食店の車に搬入します。今日の養殖物の仕入れを配列します。注文表を見ながら、先取り相対(輸出品物)をする。

 

 

セリ場に魚が並ぶので鮮度、数量を見ます。

朝5時半、震鈴の合図と共にセリ人の威勢のいい掛け声でセリが始まります。セリ物品のほぼ全てを買います。

弊社に来ている注文が100あったとしても150~200の量を買います。

(追加で来るお客様に対応できる為)特に、瀬物(タルメ3t、キンメ2t、ホタ2t)は大量に水揚げされるものは全てセリ落とします。(全部買うということを゛ハライ、と言います。)また、キハダマグロ(シビ)は2月末から多い日は5t~10t水揚げされます。その大半を購入して仕分けています。

 

 

カツオのセリは3月~11月まで高知の1本釣りの船を中心に19tから60t(大型船)など20隻以上の船が種子島、鹿児島近海で水揚げ6時間~8時間で鹿児島湾に水揚げします。(日帰り漁、沿岸漁業)
3月初めのカツオは初カツオとして重宝されています。

水揚げの多い時は、50t以上、毎日ほとんど平均20tほど水揚げされています。
その8~9割以上をセリ落とします。そして、地元のスーパー、魚屋さん、飲食店、など全国へも配送しています。

値段が合えば枕崎、山川への加工業者、鰹節業者へも配送します。(20t以上)カツオに関しては、東京、大阪、福岡を中心に1日1000箱の出荷も行います。(飛行機便、トラック便で)日帰りのカツオは内身がもちもちしていて、ピンク色と色合いもよく人気があります。

10年前は、高知、宮崎にカツオ船が入船していましたが、ここ数年値段を頑張ってセリ落とし、数量を何トンでも対応することにより、西日本売り上げ1位を誇っております。全国1位のカツオ水揚げを目指し日々努力していきます。

 

朝のセリが終わるとタナ(仲卸店舗)の方へ魚を運び、小分け、陳列され、水洗い(有村)2枚おろし3枚おろしして、お客様へ販売します。

場内のタナ(仲卸店舗)では、お客様が山実水産の担当者の近海物(実)近海沿岸物(孝彦)瀬物(社長)が魚の説明をしながら販売しております。

今日の仕入れを再度見直し、出荷するもの。
翌日に注文品するのと準備します。基本その日に鮮魚は出荷して翌日の仕入れに努めます。(鮮度第一)

また、活魚車で櫻島、垂水へと仕入れにいきます。

場内店舗の掃除は衛生面でも気をつけて、毎日の掃除を欠かさずにマット、棚の消毒などをしています。事務所に帰り仕入れ、販売のチェック、夕方にお客様への注文、打ち合わせ、その日の反省会などをしております。